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中国の新興ティードリンクチェーン「霸王茶姫(CHAGEE)」が、早ければ2024年半ばにも米国で新規株式公開(IPO)し、2億〜3億ドル(約310億~460億円)を調達する見込みだという。幹事はシティバンクとモルガン・スタンレーが務めるとみられる。米ロイター傘下の金融専門誌「IFR」が報じた。
霸王茶姫が米国で上場すると報道されるのは、これが2回目だ。米ブルームバーグは2023年7月、関係者の話として、少なくとも6社の中国ティードリンクチェーンが香港または米国での上場を準備していると報じた。霸王茶姫のほか、蜜雪氷城(MIXUE)、茶百道(ChaPanda)、滬上阿姨(AUNTEA JENNY)、古茗(Good Me)、新時沏(XinShiqi)の名前が挙がっていた。
今振り返ると、この報道にはかなりの信ぴょう性があったことが分かる。蜜雪氷城、茶百道、滬上阿姨、古茗の4社は、24年初めまでに香港取引所に上場目論見書を提出している。うち茶百道は3月24日に香港取引所の上場審査を通過した。
霸王茶姫は17年に雲南省昆明市で誕生。中国らしさを全面に打ち出して快進撃を続けている。店舗数は22年4月に500店を超え、23年1月には1000店、同年末には3000店を突破しており、現在は4000店以上に拡大している可能性もある。創業者の張俊傑氏は、24年は海外市場に重心を移し、「東洋のスターバックス」を目指す方針を明らかにしている。
23年7月には、米ヘッジファンドのコーチュー・マネジメントから資金調達し、評価額が推定30億元(約630億円)に達した。コーチューは、ティードリンクチェーン大手の喜茶(HEYTEA)や古茗にも出資している。
*2024年4月13日のレート(1ドル=約153円、1元=21円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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