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中国自動車大手「広州汽車集団(GAC Motor)」は4月12日、大容量の全固体電池と高精度地図不要の自動運転システムを発表した。いずれも2026年から車両に搭載する計画だという。
全固体電池は、リチウムイオン電池の電解質に液体ではなく固体を用いる。広州汽車が開発した全固体電池は、氷点下40〜100度でも使用できる上、重量エネルギー密度(Wh/kg)は400Wh/kgを超える。現時点で最先端とされる液体リチウムイオン電池と比べ、重量エネルギー密度と体積エネルギー密度(Wh/L)がいずれも50%以上高く、航続距離を1000キロメートル超に伸ばせるという。
同社の全固体電池では、安全性を確保するため強度の高い複合電解質膜を採用しており、200度のホットボックス試験でも爆発しなかった。また、穿刺や切断でも熱暴走を起こさず、氷点下78度のドライアイスへの接触、90度の熱湯への浸漬など、過酷な条件下での試験でも安定した性能を維持した。
今回発表した自動運転システムは、視覚センサーと人工知能(AI)アルゴリズムを組み合わせたもので、現在主流の自動運転システムに搭載されている高精度地図やLiDARは必要ない。よりシンプルなデバイスシステムを通じ、より複雑で変化が多い場面に対応できるようになる。
(36Kr Japan編集部)
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