中国電動二輪車大手の「YADEA(雅迪)」、日本初の旗艦店を表参道にオープン

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中国の大手電動二輪車メーカー「雅迪(YADEA、ヤディア)」は5月3日、日本初となるフラグシップストア「YADEA表参道ショールーム」をオープンした。店頭には、特定小型原動機付自転車「KS6 PRO」「YDX3」や電動アシスト自転車「TRP-01」「HNT-01」などが並べられている。今後、海外で発表された新製品を日本でもいち早く展示・試乗・購入できるようになるという。

2001年に設立されたYADEAは、中国を代表する電動二輪車メーカーだ。江蘇省無錫市に本社を構え、米国、ドイツ、ベトナム、インドネシアに支社がある。同社は2016年に香港上場を果たし、2020年には年間の販売台数で1000万台を突破した。最新の決算報告によると、2023年の売上高は前年比11.9%増の347億6300万元(約7500億円)で、電動二輪車の販売台数は前年比17.9%増の1650万台を記録した。

YADEAは販売代理店方式を採用しており、現在日本を含め、韓国、イギリスなど100の国と地域で展開している。代理店の数は2024年5月時点で40000以上にのぼるという。日本では、ハセガワモビリティがYADEAの公式サイトや代理販売を担当している。また、北は北海道から南は沖縄までオートバックスやカインズなど多数の代理店でも取り扱っている。

今では世界中で環境問題を考慮し、脱炭素化へ向けた取り組みが急務となっている。グローバルインフォメーションの市場調査によると、電動スクーターおよび電動二輪車の市場規模は、2020年に86万1000台で、2027年までには594万8000台に達する見込みだという。また、矢野経済研究所は充電インフラの整備など電動二輪車の普及に向けた課題が解決した場合、2030年の世界の二輪車販売台数の約3割が電動になるとの予測をした。

2020年には小池東京都知事が「東京都で新車販売される二輪車を2035年までに非ガソリン化する」と発表し話題を呼んだ。これから日本でも電動モビリティへの期待感は高まることが予想される。

中国電動二輪車大手の「雅迪」、ナトリウムイオン電池搭載を大規模に推進

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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