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EV市場の競争激化を受け、米電気自動車(EV)大手テスラが中国で人員整理を加速している模様だ。米ブルームバーグが報じた。
関係者によると、テスラは4月に中国の販売担当者を削減したのに続き、5月初旬にさらなる人員整理を開始した。今回は、エンジニアや生産ラインの従業員、カスタマーサービス、物流チームが対象になるという。
中国の全国乗用車市場情報連合会(CPCA)が5月7日に発表したデータによると、テスラの4月の中国販売台数は約6万2200台で、前年同月比で約18%減、前月比では約30%の減少となった。24年1~3月期の中国シェアは前年同期の10.5%から3.8ポイント下落し、6.7%まで落ち込んだ。テスラは4月下旬、販売台数の増加を狙い、中国を含む複数の国で値下げに踏み切った。
イーロン・マスクCEOは4月28日、中国を訪問し、李強首相と会談した。同社の高度運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」を中国で実用化することについて話し合い、自動運転アルゴリズムの訓練に利用するため、中国国内を走るテスラ車の自動運転データを海外に転送することを承認するよう求めたとみられる。このニュースが報じられると、テスラの株価は10%以上上昇した。
(36Kr Japan編集部)
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