中国新興EVのNIO、50万台目の量産車をラインオフ

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中国の電気自動車(EV)メーカー、上海蔚来汽車(NIO)が安徽省合肥市の新橋スマートEV産業パークに構える第2生産工場で9日、同社50万台目の量産車がラインオフした。中国の高級EVブランドの新たな節目となった。

同社は2014年11月、世界的なスマートEV企業として誕生した。この10年、自動車の研究開発、設計、生産製造、販売、サービスなど包括的な体系を構築してきた。高級EV市場に定着するNIOブランドは、18年に量産車第1号となるスポーツタイプ多目的車(SUV)「ES8」をラインオフしてから、50万台目のラインオフまで、中国車ブランドが発展する夢を実現してきた。

同社の10年間の研究開発投資は430億元(約9300億円)を超える。中国汽車工業協会の付炳鋒常務副会長兼秘書長は「中国車ブランドの影響力はここ数年、急上昇しており、ブランドの高級化が進んでいる。NIOは中国の高級新エネルギー車(NEV)ブランドの代表格として、独創性と独自開発の理念を貫いてきた。高品質で高性能なスマートEV製品を次々と生み出し、海外の高級ブランドと競い合い、高級EV市場のシェアで先頭を切る」と述べた。

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同社の創始者であり、董事長も務める李斌最高経営責任者(CEO)は「50万台目のラインオフは、中国自動車産業の技術とブランドが向上している縮図である。私たちは19年以降、価格帯30万元以上の高級EV市場で首位を維持している」と紹介した。(新華社合肥)

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