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アリババグループの越境EC「AliExpress(アリエクスプレス)」は6月、犬猫用フードの取り扱いを開始し、中国のペットフードメーカーに海外直販の新たなチャネルを開いた。
米調査会社The Freedonia Groupの一部門であるPackaged Factsによると、ペットフードがペット用品市場に占める割合は75%に上る。中国は主なペットフード輸出国の1つとして知られるが、これまでの輸出では、従来型の貿易をするか、海外倉庫に大量在庫を抱えるか、2つの選択肢しかなかった。
アリエクスプレスにペットフード専用チャネルが開設されたことで、中国のペットフード企業は国際小包の形で商品を輸出できるようになった。販売の部分は出店企業が全面委託か部分委託を選択し、運営や物流などの部分はアリエクスプレスが担当する。
中国のペットフードメーカーの多くはこれまで、海外の有名ペットフードブランドの製造を受託していた。しかし、ここ数年で国内ペットフード市場の競争が激化したことを受け、多くのメーカーが自社ブランドの展開を模索するようになった。さらに、アリエクスプレスを通じて海外直販が可能になったことで、中国のペットフードメーカーは利益率を大幅に高められるようになった。
(36Kr Japan編集部)
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