世界の自動車販売台数、中国メーカーがシェア33%に BYDなどが好調:24年5月

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世界の自動車販売台数、中国メーカーがシェア33%に BYDなどが好調:24年5月

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中国の全国乗用車市場情報連合会(CPCA)の崔東樹・事務局長は7月4日、2024年5月の世界の自動車市場に関するリポートを発表した。

24年5月の世界自動車販売台数は前年同月比1%減、前月比7%増の727万台に上ったが、過去最多だった18年5月よりも10%少なく、過去数年の中央値の水準だった。24年1~5月の累計販売台数は前年同期比3%増の3566万台となった。

24年5月の中国自動車メーカーの世界シェアは33%に達した。世界的に見ると、24年に入ってから中国の自動車市場はとくに力強い回復を遂げている。中でも、比亜迪(BYD)や吉利汽車(Geely Automobile)、長安汽車(Changan Automobile)などは販売台数が大きく回復している。一方、トヨタ自動車や韓国の起亜自動車(Kia Motors)などその他のアジア勢は不調が続いている。

24年1~5月の販売台数は前年同期比3%増の3566万台だった。24年5月の中国自動車市場の世界シェアは33%に達し、世界的な観点から見ると、24年に中国自動車市場は力強い回復を見せ、比亜迪(BYD)、吉利汽車(Geely Automobile)、長安汽車(Changan Automobile)など中国自動車メーカーで最も顕著な回復効果が見られたが、トヨタ自動車や韓国の起亜自動車(Kia Motors)などその他のアジア勢は依然として振るわない。

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ここ2年の世界的な半導体不足は中国の自動車市場にはさほど影響せず、反対にそれが追い風となって中国の自動車輸出が大きく伸びた。中国の自動車メーカーは巨大な世界市場の需給ギャップを埋め、またとない業績拡大のチャンスをつかんだ。車載半導体は独占性の高い産業であり、このところの供給不足が中国のサプライチェーンの台頭に大きなチャンスをもたらしている。電気自動車(EV)など新エネ車の急速な発展は、中国自動車メーカーにとっては業績拡大の追い風となる一方で、一部の世界大手の緩やかな衰退につながっている。

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(36Kr Japan編集部)

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