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中国旅行予約サイト最大手の携程集団(トリップドットコムグループ)が、2024年4〜6月期決算を発表した。売上高は前年同期比13.55%増の128億元(約2700億円)、純利益は507.45%増の38億3300万元(約800億円)と大幅に増加した。
事業別の売上高は、ホテル予約が51億元(約1100億円)、交通チケット予約が49億元(約1000億円)、観光・レジャー予約が10億元(約210億円)、出張旅行関連が6億3000万元(約130億円)だった。
1~6月の売上高は前年同期比20.69%増の247億900万元(約5200億円)、純利益は103.32%増の81億4500万元(約1700億円)となった。
決算発表会には、梁建章会長や幹部らがデジタル空間上の双子「デジタルツイン」となって登場し、人工知能(AI)エージェントを利用して決算報告を進めた。梁氏は、AIが旅行業界に革命をもたらし、ユーザーの利便性や業務効率を向上させる可能性があると指摘。「大規模言語モデル(LLM)を活用して大量のデータを分析することで、個人の好みに応じた旅程の提案が可能となり、突発的な事態に対しても適切なアドバイスを提供できるようになる」と説明した。携程集団は、引き続きAIの開発と応用に投資していく方針だという。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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