中国トリップドットコム、旅行業界特化型の大規模言語モデル「携程問道」を発表

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人工知能(AI)の導入は、旅行業界でも加速しつつある。中国の旅行予約サイト大手「携程集団(トリップドットコムグループ)」は7月17日、旅行業界初となる業界特化型の大規模言語モデル(LLM)「携程問道(Xiecheng Wendao)」を発表した。

トリップドットコムの梁建章会長は「携程問道を通じ、旅行に関する信頼できるコンテンツと確実なリコメンドを手に入れてほしい」と述べた。同社は、旅行に関する質の高い非構造化データ200億件を抽出し、同社独自のリアルタイムデータや検索アルゴリズムを組み合わせ、旅行業界特化型LLMのトレーニングを進めたという。

同社はまた、旅行前のおすすめ情報として、口コミ、人気の旅行先、セール価格の3種類のランキングを発表した。このランキングは、世界中の3000以上の旅行先と検索されることの多い45のテーマをカバーしている。

同社の孫潔・最高経営責任者(CEO)は、LLMを導入したことで、20カ国語以上でのメールや電話による問い合わせへの回答を含め、顧客対応の自動化率が2倍になったと説明した。これまで顧客対応にあたっていたスタッフの労働時間が1日あたり1万時間削減され、1日あたり1000人以上が顧客対応業務から解放されるという。

(36Kr Japan編集部) 

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