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中国ネット大手のバイトダンス(字節跳動)が10月10日、同社初の人工知能(AI)搭載イヤホン「Ola Friend」を発表した。
バイトダンスは今年5月、イヤホンブランドの「Oladance(オーラダンス)」を約5000万ドル(約74億5000万円)で買収し、独自のイヤホン開発に取り組んでいた。Oladanceは2019年に設立され、世界に先駆けてオープンイヤーワイヤレス(OWS)イヤホンを発表したことで知られる。
今回発表したOla Friendは片耳6.6グラムのOWSイヤホンで、バイトダンスの大規模言語モデル「豆包(Doubao)」を搭載し、生成AIアプリ「豆包」と連動する。イヤホンを装着して呼びかければ豆包と直接対話できる。スマートフォンを起動する必要はない。Ola Friendで利用できる機能は、旅行相談や英会話の練習、音楽の解説など多岐にわたる。発売日は10月17日、価格は1199元(約2万5000円)。AI機能は今後も継続的にアップデートされる。
第三者機関の調べによると、豆包は2024年1〜6月に中国で最も利用された生成AIアプリだった。月間アクティブユーザー数(MAU)は2752万人と2位の2.43倍に上った。
*1ドル=約149円、1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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