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中国の新興電気自動車(EV)メーカー「零跑汽車(Leapmotor)」が、欧州連合(EU)による関税引き上げを受け、現地生産計画を前倒しで進めていることが分かった。2025年末までに欧州での現地生産を実現し、関税と輸送コストを削減する考えだという。中国メディアの財聯社が報じた。
零跑汽車は2025年に50万台以上の販売を目指しており、世界市場向けに設計した「Bシリーズ」を投入することで市場シェアをさらに拡大する計画だ。24年のパリモーターショーで発表したBシリーズ初のモデル「B10」は、コンパクトSUV(多目的スポーツ車)で、10万~15万元(約210万~320万円)の市場に照準を合わせている。B10は25年に世界発売が予定されている。
2024年5月、零跑汽車の大株主である欧米自動車大手のステランティス(Stellantis)グループが51%、零跑汽車が49%を出資し、合弁会社「零跑国際(Leapmotor International)」を設立した。翌6月には、ポーランドにあるステランティスの工場で、零跑汽車のコンパクトEV「T03」の最初の完成車がラインオフした。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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