中国の無人配送車「ZELOS」、シリーズB1で約150億円調達 日本など海外進出を加速

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都市部向けの無人配送車を開発する「九識智能(ZELOS)」がこのほど、シリーズB1で1億ドル(約150億円)を調達した。鼎暉百孚(CDH Investments)と藍湖資本(Blue Lake Capital)が共同で出資を主導した。2024年2月に完了したシリーズAでは、生活関連サービス大手の美団(Meituan)などから1億ドル近くを調達している。

中国の都市向け自動配送ロボット、美団やバイドゥなどから約150億円を調達

九識智能は、レベル4の自動運転技術を独自開発する能力を持つ。同社の無人配送車は現在、130以上の都市で1000台以上が稼働しており、すでに累計走行距離は400万キロを超え、利用回数は1億回を突破した。

細分化が進む物流のニーズに対応するため、2024年6月には積載量の異なる4種類の無人配送車「Z2」「Z5」「Z8」「Z10」を発売。同社の無人配送車は、電動化と運転の自動化を組み合わせたことで、エネルギーコストと人件費などのコストを5割以上削減することが可能だという。

同社はグローバル化戦略も推進しており、シンガポールの陸上交通庁が発行する無人物流車両のライセンスを取得し、すでに指定された公道で無人配送車の運営を開始。このほか、マレーシアや日本、中東でも受注を獲得している。

*1ドル=約150円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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