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複合材料3Dプリンターメーカー「阿奈索三維打印科技(Anisoprint 3D Printing Technology)」がシリーズAで1億元弱(約20億円)を調達した。広発信徳(GF Xinde)が出資を主導し、国鼎資本と合世家資本が参加した。調達した資金で製品開発や生産能力の拡大、事業のグローバル展開を加速する方針だという。
阿奈索三維は2023年、欧州企業の「Anisoprint」を吸収する形で設立された。同社は連続繊維材料と樹脂材料をプリンター内部で複合化する独自技術「CFC(Composite Fiber Co-Extrusion)」で特許を取得し、デスクトップサイズから産業用の大型サイズまで各種3Dプリンターを開発した。
江蘇省蘇州市の開発・生産センターではすでに大量生産を開始。CFC技術を用いた新型3Dプリンター「Composer Nova」を発売し、現在も機能のアップデートに取り組んでいる。阿奈索三維は、中国では航空宇宙分野で複数のプロジェクトに参画し、海外でも数十社の代理店と協力して業績を大きく伸ばしている。
CFC方式の3Dプリント技術は、アディティブ・マニュファクチャリング(積層造形)と複合材料加工を有機的に組み合わせ、金属を超える強度の部品造形を可能にする技術で、航空宇宙や自動車、ドローン、ロボット、機械製造などの分野で広く活用されている。
調査会社Wohlersによると、世界の複合材料3Dプリンター市場は2028年に90億ドル(約1兆4300億円)に達する見通しだという。
*1元=約22円、1ドル=約157円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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