中国・小鵬汽車、EVメーカー淘汰時代に立ち向かう 25年は大規模採用でAI活用と海外展開を加速

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中国の電気自動車(EV)メーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」の何小鵬・最高経営責任者(CEO)は年初の社内向けメッセージで、2025年の目標と長期的な戦略を示した。

何CEOは、中国のEV業界は2025〜27年に淘汰の段階に入るとした上で、25年は市場競争が激化し、価格競争が進むと予測。革新的な技術や競争力のない自動車メーカーは持続的な成長機会を失うと指摘し、今後は同社の戦略の中心に「革新と効率」を据えると明らかにした。

小鵬汽車、レンジエクステンダーEV製造へ 25年下半期にも最初のモデルを量産開始

小鵬汽車は2025年、システム化を進め、製品・事業・組織・グローバル化で世界をリードする「人工知能(AI)自動車メーカー」を目指す。また、四半期ごとに新型車やモデルチェンジを発表し、今年は6000人以上を新規採用する。さらに、グローバル化戦略を全面的に加速し、今後は進出先を現在の30カ国・地域から60カ国・地域に拡大。今後10年間で海外販売比率を5割まで高め、中国の中・高級新エネ車ブランドで海外販売トップを目指す方針だという。

何CEOは、グローバル市場の拡大には国内外に散らばる各部門が緊密に協力する必要があるとし、独自の製品や技術こそが2025の市場競争を勝ち抜く鍵となると強調した。

小鵬汽車の2024年12月の販売台数は過去最高の3万6695台、同年年間販売台数は19万台余りだった。

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(36Kr Japan編集部)

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