建機の徐工集団、BYDの電池交換技術をEVトラックに わずか3分で交換可能

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建機の徐工集団、BYDの電池交換技術をEVトラックに わずか3分で交換可能

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中国の建設機械大手「徐工集団(XCMG)」(全称、徐工集団工程機械)が、新型の電動建機にバッテリー交換技術を搭載した。電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が開発した容量400キロワット時(kWh)のバッテリーパックを3分以内に交換できる。

2024年11月に開かれた建設機械の国際見本市「Bauma China 2024」で披露した「ZNK95」は、積載量85トンの採掘用自動運転ダンプトラックで、運転席のないキャブレス仕様となっている。氷点下40度まで対応可能で、高地や極寒の環境でも運行できる。自動運転システムには環境センシング、意思決定とプランニング、車両制御、通信技術が盛り込まれ、フリート管理者が1つのダッシュボードから監視できる。自動運転システムは故障診断機能を備え、故障が発生する前に車両を正常な運行状態に戻すことが可能だという。ZNK95はすでに、内モンゴル自治区の大規模な露天掘り鉱山に導入されている。

また、バッテリー交換技術を搭載したキャブオーバー型トラック「XG2 EX630S」は、1500台余りが納車済みとなっている。徐工集団のバッテリーパックにはBYDの「ブレードバッテリー」が採用され、両社の合弁工場で組み立てられている。

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(36Kr Japan編集部)

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