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中国のレンタカー大手、神州租車と電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこのほど、広東省深圳市のBYDグローバル本部で戦略的協力協定の締結式を行った。両社は「グリーン(環境配慮型)スマートモビリティー」を中核に据え、レンタカー業界のグリーン化、スマート化の発展に力強い推進エネルギーを与え、新しい業界のベンチマークを打ち立てるとしている。
中国BYD、昔は外国車に学び、今は車体を分解して研究される側に。絶体絶命から新エネ車の世界王者へ、創業者が振り返る30年の経営史
神州租車は中国レンタカー市場のリーディングカンパニーとして、全国に広がるサービスネットワークと成熟した車両管理システム、18年に及ぶ実績を誇る。車両保有台数は16万台に上り、1億7000万人以上の登録ユーザーにサービスを提供している。BYDは新エネルギー車(NEV)分野のリーディングカンパニーであり、電池技術やスマート運転、完成車製造などの分野で十分に技術を積み重ねている。両社は今回の「強者連合」を通じ、レンタカー市場における新エネ車導入の大規模化と標準化を新たな段階に進め、レンタカーと運営、サービスを一体化した革新的なソリューションを確立し、レンタカー業界のグリーン化、スマート化を加速するとしている。
今回の戦略的協力において、両社は複数の分野で深い連携を行うとみられる。車両の調達・運営面では、新エネ車の導入を増やし、さまざまな消費シーンの需要に対応する。マーケティングとブランド面の連携では、試乗や特定のテーマに焦点を当てたマーケティング活動を共同で展開し、ユーザーの新エネ車に対する体験と認識の向上を図る。車のインターネット(IoV)技術協力分野では、データマッチングを通じて運営効率を高める。中古車事業に関する協力では、科学的で充実した自動車のライフサイクル全般に及ぶサービスを模索する。【新華社北京】
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