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自動運転技術を手がける中国のスタートアップ「馭勢科技(UISEE)」は5月28日、香港取引所のメインボード上場に向けた目論見書を提出した。同社は2023年に実施した最後の資金調達後、評価額73億元(約1460億円)に達し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしている。
馭勢科技は2016年2月に設立され、商用車や乗用車向けを含む自動運転ソリューションを法人顧客に提供している。自社開発の自動運転プラットフォームは、主に自動運転用ソフトウエア「U-Drive」とドメインコントローラー、そして運営・メンテナンス・開発機能を担うクラウド管理システムで構成されている。
同社の主力事業は商用車向けの自動運転ソリューション(レベル4)で、米フロスト&サリバンによると、2024年の中国市場におけるシェアは、空港用商用車で91.7%、工場用で45.1%に上る。25年5月20日現在、中国国内17カ所、海外3カ所の空港と提携している。
事業化は加速しているものの、収益面では依然として赤字が続いている。2023年と24年の売上高は1億6100万元(約32億円)と2億6500万元(約53億円)。純損失はそれぞれ2億1300万元(約43億円)と2億1200万元だった。
今回の香港上場を通じて、資金繰りの問題を解決すると同時に、グローバル展開の準備を進める考えとみられる。
*1元=約20円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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