セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録
中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」 はこのほど、英国での投資拡大を発表した。ロンドンに新事務所を開設し、事業規模を拡大、採用も強化する。
同社によると、英国で新たに500人以上を採用し、従業員数は今年中に3000人に達する見通し。現在、ロンドンのバービカン地区に以前よりも大規模な事務所を新設中で、2026年初めの稼働を予定している。英国でのインフラ投資は約1億4000万ポンド(約270億円)に上るという。
英国では、月間アクティブユーザー数(MAU)は3000万人を超え、欧州最大のユーザーコミュニティを形成している。英コンサルティング会社オックスフォード・エコノミクスが2023年に実施した調査によると、TikTokへの動画投稿がプロモーションや事業拡大に結びつき、22年の英国国内総生産(GDP)に約16億ポンド(約3100億円)の付加価値をもたらしたという。
電子商取引(EC)サービス「TikTok Shop」も急成長しており、現時点で20万社以上が同プラットフォームを活用している。TikTok Shop は2024年、英国のEC市場で3位となり、米調査会社ニールセンIQから英国で最も成長が速いECプラットフォームと評価された。
TikTokは近年、セキュリティやコンプライアンスへの対応策として、欧州でのデータセンター設立を積極化している。
*1ポンド=約196円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け
メールマガジンに登録