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中国のアートトイブランド「POP MART(ポップマート)」が、アクセサリーブランド「POPOP」の実店舗展開に乗り出した。6月13日には上海のショッピングモール「港匯恒隆広場(グランドゲートウェイ66)」に1号店を、翌14日には北京の「国貿商城(チャイナワールドモール)」に2号店をオープンした。
POPOPでは、ポップマートの大人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」「MOLLY(モリー)」「SKULLPANDA(スカルパンダ)」などをモチーフにしたイヤリングやリング、ネックレスなどを展開している。価格帯は319〜2699元(約6400〜5万4000円)と幅広い。

ポップマートの創業者で最高経営責任者(CEO)の王寧氏は「新たなカテゴリー展開を通じて、ブランドとしての可能性をさらに広げていきたい」と話す。
POPOPでは、推定500億ドル(約7兆3000億円)規模とされる世界のファッションアクセサリー市場をターゲットに事業を展開する。業界関係者は、女性ユーザーが70~75%を占めるポップマートのブランド力を生かせば、欧米のアクセサリー市場でもシェアを獲得できる可能性があると分析する。
LABUBUの爆発的な人気が追い風となり、ポップマートの株価は上昇基調が続く。6月17日の終値ベースの時価総額は約3600億香港ドル(約6兆5000億円)に達した。王CEOは一躍、中国の若き富豪の仲間入りを果たし、注目の的となっている。
王CEOは直近の決算説明会で、2025年は前年比50%以上の成長を目指し、目標売上高を200億元(約4000億円)とする方針を示した。中でも、海外市場を第2の成長の柱に位置づけ、海外売上高100億元(約2000億円)を目指すという。
*1元=約20円、1ドル=約145円、1香港ドル=約18円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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