ファーウェイクラウド、北アフリカ進出を加速 エジプトでAI・クラウド戦略を発表

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ファーウェイのクラウド事業、北アフリカ進出を加速 AI・クラウドで「5大戦略」

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中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のクラウド部門である華為雲(ファーウェイクラウド)は7月29日、エジプトの首都カイロでファーウェイクラウド北アフリカサミットを開催した。10数カ国・地域から600名以上の政府幹部やビジネスリーダー、エコシステムのパートナーが出席。ファーウェイはサミットで、クラウドや人工知能(AI)などの革新的技術を通じて地域のスマート化を支援する「5大インクルーシブ戦略」を打ち出した。

エジプトのアブデル・ガファル副首相はあいさつの中で、エジプトでは自国内で保存されるデータ量が持続的に増えているとし、これは技術的な選択であり、データ安全保障のためでもあると指摘。クラウドコンピューティングは医療サービス発展の基盤であり、患者データを安全かつ効率的に管理し、医学の研究・革新を促進、優れた医療サービスの提供範囲を広げることができるとの見解を示した。

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ファーウェイクラウドのグローバルマーケティング・販売サービス担当の石冀琳総裁は、世界のAI技術変革が北アフリカに飛躍的な発展のチャンスをもたらしていると指摘。ファーウェイクラウドは北アフリカ諸国がスマートクラウドの土台を築き、各産業のスマート化を加速させることを後押ししていくと表明した。

ファーウェイクラウド北アフリカ事業部の馮其友部長によると、ファーウェイのパブリッククラウドサービスは同地域で300社以上に導入されており、業界はフィンテックや電子商取引(EC)、小売、金融、政府業務などに広がっているという。

カイロのクラウドリージョン(データセンター設置地域)が正式に稼働した2024年5月以降、ファーウェイクラウドの北アフリカ地域事業は急速に成長している。300社以上の顧客、200社以上の協力パートナーと連携してイノベーションを展開し、1万5000人以上の開発者を育成、現地のスマート化を共同で推進している。【新華社カイロ】

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