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光電融合技術を開発する中国のスタートアップ企業「曦智科技(Xizhi Technology)」がこのほど、シリーズCで15億元(約320億円)超を調達した。出資者は、中国移動通信(チャイナ・モバイル)の傘下ファンド、上海国有資本投資(Shanghai State-Owned Capital Investment)、国新基金(CRHC)、浦東創投集団(PDVC)のほか、既存株主の中科創星(CAS Star)など。
さらに、中国ネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)も出資したという。調達した資金は、コア技術の開発と光電融合技術の大規模導入に充てられる。
創業者で最高経営責任者(CEO)の沈亦晨氏は、大規模な光電融合技術はすでに商用化の重要な段階に達しているとした上で、AIデータセンターにおける光学チップの割合は今後5年以内に3割まで拡大するとの見通しを示した。
曦智科技は2017年に設立され、光ネットワークと光コンピューティングに注力。光電融合技術を研究開発の段階から産業活用の段階に前進させ、光電融合コンピューティングに特化したユニコーン企業に成長した。
2025年3月、光電融合コンピューティングカード「天枢(TIANSHU)」を発表。OPU(Optical Processing Unit)コアは最大128×128のマトリクスをサポートし、複雑なコンピューティングに対応する。4月には、英科学誌「ネイチャー」で独自の光電融合コンピューティングの枠組みと光コンピューティング技術の詳細を初公開した。現在は、AI大規模モデルを全面的にサポートする次世代型光電融合コンピューティングカードの開発を加速している。
*1元=約21円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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