中国「AI2 Robotics」、車輪式人型ロボットで20億円調達 受注500台突破

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車輪式の人型ロボットを開発する中国スタートアップ「智平方(AI2 Robotics)」がこのほど、シリーズAで1億元(約20億円)余りを追加調達した。深圳市創新投資集団(Shenzhen Capital Group)が出資を主導し、既存株主の敦鴻資産(Dunhong Capital Management)と国投創盈のほか、華熙生物(Bloomage BioTechnology)や大手小売企業も出資した。

同社は過去半年間で7回の資金調達を実施し、調達額は計数億元(数十億円)に達している。注目は、話題の人型ロボットメーカー「宇樹科技(Unitree Robotics)」に複数回出資した敦鴻資産が、智平方にも出資していることだ。

智平方は2023年4月設立。創業者で最高経営責任者(CEO)の郭彦東氏は、電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(Xpeng Motors)とスマートフォン大手のOPPO(オッポ)でチーフサイエンティストを務めた経験がある。

これまでに、高さ調節できる車輪式人型ロボット「Alpha Bot」「Alpha Bot 1S」「AlphaBot 2」を打ち出している。最新機種のAlphaBot 2は全身に34の自由度を備え、トレーニング不要で多様なタスクを遂行できる。新たなタスクを迅速に習得し、状況の変化に適応できるため、自動車製造や半導体製造、公共サービス、バイオテクノロジーなど多様な分野での活用が見込まれる。

2025年の受注台数はすでに500台を突破している。今回調達した資金は、独自開発したVLA(Vision-Language-Action)モデル「GOVLA」とAlphaBotシリーズの継続的な改良、自社生産ラインの拡張およびグローバル市場の開拓に充てられる。

*1元=約21円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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