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世界有数のブランド価値評価機関である英ブランド・ファイナンスはこのほど、イギリス・ロンドンで第2回となる中国ブランドに焦点を当てたカンファレンス「サンライズ・イン・ザ・イースト」を主催した。同社のデイビッド・ヘイグ創業者兼会長は「海外に進出する中国ブランドが増え続けているのは、品質が同種の製品をはるかに上回り、受け入れないわけにはいかないからだ」とし、中国ブランドの国際的な影響力を高く評価した。
中国ブランドの発展と強大化は幅広い企業の「中国製造(メード・イン・チャイナ)」から「中国創造」(クリエーティッド・イン・チャイナ)」へ、「中国の速度」から「中国の品質」へ、「中国の製品」から「中国のブランド」への転換を促す努力を表しているとの見方を示した。
1996年に創設されたブランド・ファイナンスは世界有数のブランド価値評価機関として、毎年大量の市場調査を実施している。
ヘイグ氏は、近年の中国ブランドの目覚ましい実績と長足の進歩を整理したとし、国際舞台に躍り出た中国ブランドの数は持続的に増加していると指摘。同社が08年から作成するブランド価値の世界ランキング「グローバル500」では、中国ブランドの数が開始当初の13ブランドから69ブランドにまで増えたと明かした。さらに、「10年前、または5年前ですら無名だった中国ブランドが、今ではメディアに頻繁に取り上げられる。妻はよく私になぜBYDを買わないのかと聞く。BYDは英国で最も販売台数が伸びている電気自動車(EV)の一つで、ロンドンの街中でよく目にすることができる」と付け加えた。
中国の人工知能(AI)開発企業、杭州深度求索人工知能基礎技術研究(DeepSeek、ディープシーク)の登場が世界から注目を集めたほか、玩具大手の泡泡瑪特国際集団(ポップマート)のアートトイも同氏の観察対象に入ったとし、「これまでのエレクトロニクスや自動車など工学系の中国ブランドと異なり、こうした愛らしい人形はターゲット層の感情的なニーズに的確に響き、ブームを巻き起こしている。このような伝播効果は中国ブランドにかつてなかったと言ってよいだろう」と述べた。
このほか、中国の都市の魅力も絶賛し、「中国には非常に特色がある都市が多く、実際に見に行くべきだ。そうすれば、中国文化の奥深さと、そこから生み出された優れたブランドを真に理解することができる」と強調した。【新華社ロンドン】
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