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中国雲南省産のワサビがここ数年、日本や韓国でじわじわと人気を集めている。ワサビは気候や標高、水質など生育環境の条件が非常に厳しいが、雲貴高原の北端に位置する同省昭通市威信県では、雨量が豊富で年平均気温が約13.6度前後と、日本の静岡県のワサビ産地と気候条件が近いことを生かし、理想的なワサビ産地へと発展してきた。
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ワサビ栽培に特化した食品会社、金葵集団傘下の金葵農業(雲南)は2022年、威信県にワサビ産業パークを建設。収穫や製粉、急速冷凍、抽出など六つの生産ラインを確立し、年間数百トンのワサビとワサビ製品を生産している。同社の責任者、朱俊雅氏によると、製品は上海などの国内市場に供給されるほか、日本や韓国、タイなど68カ国・地域に輸出されている。同県では現在までに計3500ムー(約233ヘクタール)余りのワサビ栽培拠点が建設され、地元に1200人の雇用を創出した。世帯当たりの年間収入も平均6200元(約13万6000円)増えたという。
同県ではさらに、大学や研究機関と協力して優良な遺伝資源の選抜・育成や二次加工製品の研究開発、産業チェーン全体を網羅するトレーサビリティーシステムの確立などに継続的に注力している。
雲南省では威信県だけでなく、保山市や大理ペー族自治州、昭通市鎮雄県などの地域でもワサビが栽培されている。税関のデータによると、今年1〜9月に同省の騰衝税関が取り扱ったワサビとワサビ製品の輸出量は744.7トン、貨物価値は1980万3000元(約4億2600万円)に達し、主に日本、韓国などに輸出されている。【新華社昆明】
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