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中国国家能源(エネルギー)局はこのほど、中国の電気自動車(EV)用充電設備(充電器)数が9月末時点で前年同月末比54.5%増の1806万3000基となり、全国4000万台の新エネルギー車(NEV)の充電ニーズに対応していると明らかにした。
同局電力司の譚洪江副司長はこのほど開かれた記者会見で、国家能源局は今年に入ってから政策体系を整備し、充電施設の規模を拡大し続け、技術イノベーションの推進を加速し、新エネ車の普及を力強く支えたと説明し、主な成果として次の3点を挙げた。
第一に、充電サービス能力が持続的に向上した。9月末時点のEV用充電電設備1806万3000基のうち、高速道路のサービスエリアに設置されている充電設備は6万8000基となった。公共のEV用充電設備の定格出力は合計で年初比59.2%増の約2億キロワット、平均で26.9%増の約44・4キロワットとなり、充電サービス能力と充電効率が顕著に向上した。
第二に、新技術・新業態がブレークスルーを実現した。今年に入ってから1基当たりの最大出力が250キロワットを超える急速充電器の普及が加速した。短時間での充電と自動決済を可能とする「即充即走」に重点を置く大出力充電ネットワークの建設が始まり、国内の大出力充電設備はすでに3万7000基を超え、充電速度が大幅に向上した。
第三に、政策の追加が強化された。国家発展改革委員会や国家能源局などの部門が「EV用充電設備サービス能力の『3年で倍増』に向けた行動プラン(2025~27年)』を発表し、27年末までに充電サービス能力倍増を実現することを明確に打ち出した。充電分野での民間による経済活動の発展を後押しすることも明示した。
国家エネルギー局のデータによると、9月末時点の全国充電事業者上位10社のうち8社を民間企業が占め、これら8社が運営を担当する公共充電設備は全体の70.7%を占めた。【新華社北京】
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