中国車、中東市場でシェア急拡大 EVシフト追い風に

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

新華社EXCITEのRSSに登録特集注目記事

中国車、中東市場でシェア急拡大 EVシフト追い風に

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

中国自動車メーカーはここ数年、中東市場への進出を加速し、ブランド認知度と市場シェアを高めている。

一部の中東諸国は近年、グリーントランスフォーメーション(GX)と自動車産業の発展を推進している。中国自動車メーカーは現地の発展戦略に従い、工場を建設することで産業確立に協力している。

トルコ自動車販売代理店・モビリティー協会(ODMD)の報告書によると、ここ数年、トルコ市場では中国ブランド車の販売が大きく伸びている。24年の奇瑞控股集団(チェリー・ホールディング・グループ)の販売台数は5万7000台を超え、前年より40%以上増加した。比亜迪(BYD)はトルコ工場建設後に業績が飛躍的に伸び、販売台数が前年の10倍近くに増加した。

アラブ首長国連邦(UAE)にはBYD、奇瑞控股集団の「捷途(JETOUR)」、中国第一汽車集団の「紅旗」などの新エネルギー車(NEV)が進出している。中国自動車エンジニアリング学会の戦静静副秘書長によると、UAE政府はGXを奨励し、新エネ産業の発展を支援している。中国の電気自動車(EV)はコストと技術面で大きな先発優位性を持つことから、発展の見通しは明るい。

中国製EV、ブラジル輸入の9割超す だが「関税の壁」が新たな分岐点に

イスラエル業界団体の関係者は、中国製EVの到来が同国の自動車産業の新エネ時代突入を早め、国の環境目標を実現する上で追い風となるとの見方を示している。【新華社カイロ】

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

次の一手をひらくヒントがここに。

会員限定ニュース&レポートをお届け。