中国ネット文学市場の年間売上高、3年連続で大幅増

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中国上海市でこのほど行われた第4回上海国際ネット文学ウィークの開会式で、中国音像・デジタル出版協会の李弘副秘書長が「2025中国ネット文学の海外進出トレンド報告」を発表した。

報告によると、24年の中国ネット文学市場の売上高は前年比29.4%増の495億5000万元(1元=約23円)となり、3年連続で大幅な増加を実現した。海外売上高は10.7%増の48億1500万元と安定した伸びを維持した。

コンテンツエコシステムの面では、24年末時点で中国ネット文学作品数が累計約4210万作品に上り、創作基盤は強固さを増し続けている。海外のオリジナル作品も活況を呈し、中国の電子書籍大手、閲文集団(チャイナ・リテラチャー)傘下の海外版ポータルサイト「WebNobel(起点国際)」のユーザー数は昨年末の時点で4億人に迫り、世界中の53万人近くの作家と82万作品以上のオリジナル作品を世に送り出した。作品総数は前年同期比20.0%増え、うち閲覧数が1000万を超えた大ヒット作品は538作品に上った。

目を引くのは、世界の創作者に明らかな若年化の傾向がみられる点である。WebNovelと契約した作者のうち、「00後」(2000年代生まれ)が全体の50.0%を占め、「05後(05~09年生まれ)」の数は前年比55.9%増加した。

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25年の最大の見どころは市場構造の大きな変化だった。長年にわたって北米、欧州、アジアが主導してきた市場は中南米の驚異的な台頭で作り変えられた。WebNovelの月間アクティブユーザー数(MAU)伸び率の世界上位10カ国のうち、9カ国が中南米諸国だった。中でもブラジルは8.8倍に増加し、伸び率で世界トップに立ったほか、ユーザー数でも順位を五つ上げ、米国、インドと共に上位3カ国に入った。

25年はAI翻訳の大規模な活用が一段と進んだ。WebNovelで新たに完成したAI翻訳作品は1万作品を超え、累計の作品数は前年比3.8倍に増加した。

技術駆動型の言語の懸け橋が中国ネット文学の海外進出を後押ししている。翻訳され、海外進出を果たした中国ネット文学作品は25年末時点で1万3600作品以上に上った。【新華社上海】

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