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中国の生成AI企業「MiniMax(稀宇科技)」は、2026年1月の香港上場後初となる通期決算を発表した。2025年の売上高は前年比158.9%増の7904万ドル(約126億円)と急拡大した。
一方、純損失は18億7200万ドル(約3000億円)となった。ただし、株式報酬費用や金融負債の公正価値評価損、上場関連費用などの一時的な要因を除いた調整後純損失は2億5100万ドル(約400億円)で、2024年の2億4400万ドル(約390億円)からわずか2.7%の微増にとどまった。
売上高が2.5倍以上に成長するなかで運営ベースの損失拡大を抑制した事実は、同社の経営効率が着実に向上していることを示唆している。
売上高の大幅な伸びの背景には、MiniMaxが複数のAI事業分野で商業化を進め、収益化を加速させたことがある。同社の売上高は主に「AIアプリケーション」と「オープンプラットフォームおよび法人向けサービス」の2つの事業から構成される。このうちAIアプリケーション事業は、2025年に5308万ドル(約84億円)の売上高を記録し、全体の67.2%を占めた。
これは主に、AIチャットアプリの中国国内版「星野(XingyeAI)」と国際版「Talkie」が高い収益力を示したことに加え、動画生成ツール「海螺AI(Hailuo AI)」のマルチモーダル創作分野でサブスクリプション利用が急増したことが寄与した。
2026年初頭に投入された最新モデル「M2.5」は、業界に激震を走らせた。1時間の連続推論コストを「1ドル(約158円)」という極めて低い水準に抑えたことで、開発者向けのオープンプラットフォーム(API利用)売上高は前年比約198%増と爆発的に伸びている。また決算資料によると、2026年2月時点での年間経常収益(ARR)は1億5000万ドル(約240億円)を突破している。
*1ドル=約158円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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