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中国スマートフォン大手のOPPOが、折りたたみスマートフォンの新フラッグシップ「Find N6」を日本市場に投入すると発表した。日本版の価格や販路などの詳細は、4月14日に公表する見通しだ。前世代「Find N5」の中国国内の展開実績を踏まえると、Find N6は日本市場でプレミアム価格帯での投入は既定路線とみていい。
同社は2018年から4年間にわたる6世代の内部試作を経て、2021年に初代「Find N」を発売して以来、折りたたみ端末にこだわってきた。Find N6は、ヒンジ構造の抜本的刷新で業界初の「折りジワ感ゼロ」を実現し、カメラには2億画素ハッセルブラッドシステムを移植した。さらに折りたたみ端末として世界で初めて「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載し、薄型ボディに6000mAhの大容量バッテリーを詰め込んだ。こうしたグローバル版のスペックに日本版も準拠した仕様になるとみられる。
「指紋より浅い」シワ、自己修復ガラスも
今回、最大の訴求ポイントとなったのが「折りジワ」の解消だ。OPPOの調査でも、購入時の最大の懸念事項としてシワの深さが挙げられていた。
これに対し、Find N6はヒンジ構造を根本的に見直し、「Zero-Feel Crease Stay Flat」というコンセプトのもと、シワの存在感を極限まで抑えた。20万回の折り曲げ試験後でも、シワの深さはわずか20μm(マイクロメートル)に抑えられたという。、これは競合他社(Honor Magic V5の120μm、Samsung Galaxy Z Fold 7の60μm)を大きく下回り、OPPOは「指紋の隆線(約50μm)より浅い」と説明した。

さらに、外装ガラスには厚さ45μmの「Auto-Smoothing Flex Glass(UTG:超薄型ガラス)」を採用。映画一本を視聴する時間で折りジワが36%自然回復するという自己修復特性を持つ。前世代「Find N5」のUTGが30μmだったことと比較すると、薄型化に逆行してガラスを厚くするという判断をしており、耐久性を優先した設計となる。
8.93mm・225gの薄型ボディ
デザイン面では、折りたたみ時の厚さ8.93mm、重量225gと、薄型軽量を維持。開いた際の厚さは4.21mmで、ベゼル幅はフォルダブルカテゴリー最薄の1.4mmを実現。内側ディスプレイは8.12インチで業界最大級の表示領域を確保した。

業界初、折りたたみに2億画素
カメラ性能も大きな差別化ポイントだ。メインカメラには2億画素のハッセルブラッド超高精細カメラを搭載。これに5000万画素の超広角と5000万画素のペリスコープ望遠を組み合わせた構成とした。OPPOによると、フォルダブルへの2億画素搭載は業界初となる。
この高画素は、大画面を活かした撮影体験に直結する。外画面をビューファインダーにして背面の主カメラで自撮りする「200MPセルフィー」や、ジェスチャーでシャッターを切る「200MP家族写真」などを提案。また、カメラバンプの出っ張りは4.3mmで、競合(Samsungの5.7mmなど)に対する実用上のアドバンテージとなる。

最新チップと「規模化」されたバッテリー
チップはTSMCの第3世代3nmプロセスで製造された「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を折りたたみ端末として世界初搭載。AnTuTuベンチマークスコアは368万点を記録し、前世代比40%の性能向上を実現した。
バッテリー容量は、薄型筐体ながら6000mAhを確保。Samsung Galaxy Z Fold 7(4400mAh)を大きく上回り、vivo X Fold 5(6000mAh)と並ぶ水準だ。充電は有線80W SUPERVOOC、ワイヤレス50W AIRVOOCに対応。さらに、IP56/IP58/IP59の3規格に対応した業界最高水準の防水防塵性能やマイナス20℃の極寒環境での動作保証も謳う。
AIによる生産性の向上

ソフトウエア面では「Free-Flow Window」と呼ぶマルチウィンドウ機能を核に、大画面を生産性に直結させる設計思想を持つ。画面下隅から上にスワイプするとアプリをフローティングウィンドウ化し、4本指を一気に置くとスナップ分割——PCライクな操作感を8インチ画面上で再現する試みだ。

AIは「AI Mind Space」(ノートの自動整理)、「AI Recording」(会議録音・文字起こし・要点抽出)、「AI Painter」(手書きスケッチからグラフや図表を自動生成する業界独自機能)の3本柱で構成。法人ユーザーや多忙なビジネスパーソンへの訴求を意識した機能群だ。

また、本体同梱の「OPPO AI Pen」(重量4.8g)はファーストパーティのスタイラスとして、折りたたみ端末での手書き入力やプレゼン中のレーザーポインター機能に対応する。
折りたたみ市場の拡大が続く日本で、2億画素カメラと折りジワゼロという二つの軸が、消費者の購買意欲をどこまでかき立てるのか。日本版の詳細解禁が待たれる。
(36Kr Japan編集部)
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