テスラ「Optimus」量産化へ一歩 中国サプライチェーンを本格審査

米EV大手テスラの人型ロボット(ヒューマノイド)「Optimus(オプティマス)」開発部門が、中国の長江デルタ地域でサプライヤーの工場審査を行っていると報じられ、注目を集めている。審査はオプティマスの量産に向けたもので、すでにサプライヤーに関連部品を発注しているという。

複数のサプライチェーン関係者によると、テスラは「拓普集団(Tuopu Group)」「三花智控(Sanhua Intelligent Controls)」「均勝電子(Joyson Electronics)」などを訪れ、生産体制を確認した。これらの企業は関節モジュール、アクチュエーター、ロボットハンド、精密構造部品など、ロボットの主要部品を手がけている。訪問先は寧波にとどまらず、杭州や上海などにも及んでいるという。

サプライヤー審査は、製品が量産に入る前の重要な段階として、生産工程、品質管理、生産能力、法規制の順守、量産時の品質均一性を評価するものだ。関係者によると、一部の企業はすでにオプティマス向けの注文を受けており、審査を通過すれば生産を始める見通しだ。

テスラの人型ロボ、いよいよ量産フェーズへ 中国サプライヤーに供給指示

この動きについて、各社はいずれも正式なコメントを出していない。ただし、報道を受けて関連銘柄は17日、値を上げた。均勝電子は値幅制限いっぱいとなり、拓普集団は4.36%、三花智控は2.70%上昇した。市場はオプティマスの量産化と、それを支える中国サプライチェーンへの波及効果に期待を寄せている。

テスラはこれまで、オプティマスの設計と量産計画を何度も見直してきた。最初のロットは自社工場でのデータ収集や作業訓練に使われる見込みだ。

中国なしではコスト6倍——テスラ人型ロボットを陰で支えるサプライヤーたちの正体

(36Kr Japan編集部)

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事