バイトダンス、AI創薬を別会社で育成 初の調達で460億円
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中国のテック大手、字節跳動(バイトダンス)から分社して設立されたAI創薬企業「新生探途(Anew Labs)」はこのほど、初の外部資金調達で2億9000万ドル(約460億円)を集めた。調達後の評価額は15億ドル(約2400億円)に達した。出資者は紅杉中国(HongShan)、IDG資本(IDG Capital)、高瓴創投(GL Ventures)、五源資本(5Y Capital)など。資金調達後もバイトダンスは56%の株式を保有する。
新生探途の前身は、バイトダンスが2021年に社内で立ち上げた創薬チームで、中心メンバーは約50人。AIアルゴリズム人材や製薬分野の専門家などで構成され、26年6月にチーム全体が新会社に移管された。同社は生体分子の構造予測、抗体設計、創薬プラットフォームなどの分野に取り組んでおり、免疫反応に関わるIL-17やIL-4Rなどを標的とする独自の研究開発パイプラインも保有している。
中国のAI業界をリードするバイトダンスは、AI技術の活用領域を科学研究や新薬開発へ広げようとしている。ロイター通信が関係者の話として伝えたところでは、分社化には事業の長期的な発展を支える狙いがある。創薬分野では開発期間や事業運営のあり方がバイトダンスの主要事業とは大きく異なるためだという。
AI創薬には、世界のテック企業も相次いで参入している。米グーグル傘下のIsomorphic LabsやAnthropic(2026年6月に「Claude Science」を発表)などが、自社開発や製薬会社との提携を通じ、AIの新薬開発への活用を探っている。
*1ドル=約158円で計算しています。
(36Kr Japan編集部)