アリババに続き、拼多多もPCR検査予約を開始 医療・ヘルスケア分野を強化

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4月23日、ソーシャルEC大手「拼多多(Pinduoduo)」は遺伝子研究企業「華大基因(BGI )」などと提携し、新型コロナウイルスPCR検査の予約サービスを開始した。現在、北京、上海、広州、深圳など50近くの都市が対象地域となっている。このPCR検査は、個人および団体を対象とし、華大基因にとってはECプラットフォーム上で始めての公式ショップとなる。サービス内容の説明によると、検査後12~24時間で電子レポートが発行されるという。検査価格は「100億元(約1520億円)値引きキャンペーン」によって、1万件限定で1件179元(約2720円)だ。

新型コロナウイルスの流行収束による企業の全面的な業務開始に伴い、各地で従業員へのPCR検査が必要となり、検査市場には多くの企業が参入している。アリババ傘下の医療プラットフォーム「阿里健康(アリヘルス)」も4月21日、「美年大健康(Health 100)」や「迪安健検(DIAN DIAGNOSTICS)」の天猫(Tmall)ショップと連携し、新型コロナウイルスPCR検査のオンライン予約サービスを開始している。この翌日、阿里健康の株価は10.89%値上がりした。

アリババ、京東(JD.com)は2011年から医療・ヘルスケア分野への進出を始めているが、拼多多はこの分野への取り組みが遅れていた。拼多多は医療・ヘルスケア分野の遅れを取り戻すため、2018年から様々な試みを行っている。2020年、新型コロナウイルスの感染爆発が起こると、ECでは医療・ヘルスケア関連の需要が突出した。拼多多はこの機会を逃さず、感染対策の専門サイトを開設し、医療・ヘルスケア市場での迅速なシェア拡大を目指している。

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