車載電池最大手CATL、稼働16年、200万km走行可能なスーパーバッテリー生産を計画

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車載用リチウムイオン電池で世界最大手の中国「寧徳時代新能源科技(CATL)」は、2020年第1四半期に動力電池市場トップシェアの座を失って以来、頻繁にアクションを起こしている。6月8日、CATLの曽毓群(Robin Zeng)CEOは、ブルームバーグニュースのインタビューで、16年間稼働し、電気自動車(EV)を200万キロ走行させられるバッテリーの生産準備が整っていると語った。この新型バッテリーのコストは、現在流通しているバッテリーよりも約10%高くなるだけだという。また、テスラのイーロン・マスクCEOとも見解を共有し、技術改革や事業展開について意見を交換したことにも触れ、 CATLもテスラとの関係強化を目指しており、両社は、コバルトフリーバッテリーに関する研究などについて議論を進めていく予定だと述べた。

長寿命で耐久性のあるバッテリーは、業界における研究の焦点となっている。先頃テスラは、100万マイル(約160万km)以上の寿命を持つ新型バッテリーを発売すると発表したが、そのバッテリーが寧徳時代との提携により製造されるもので、まず中国で発売されるということを認めた。それから間もなく、中国のバッテリーメーカー「蜂巣能源科技(SVOLT Energy Technology)」も、自社で研究開発した100万kmの寿命を持つバッテリーを公開し、ゼネラル・モーターズ(GM)も160万km以上の寿命を持つ動力電池を発売すると発表している。

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