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インドのEC最大手「Flipkart」が12億ドル(約1283億円)を調達したと、同国の金融情報メディア「VCCircle」が7月14日に報じた。リード・インベスターは同社筆頭株主の米ウォルマート。Flipkartにはこれまでタイガー・グローバル・マネジメント、テンセント、「Accel」などが出資している。
Flipkartは本社をインドのベンガルールに置く。2007年に設立された当初は書籍販売をメインとしていたが、資本を拡大するにつれて同国最大のEC企業へと成長した。2018年にはウォルマートが160億ドル(約1兆7100億円)を投じ、同社の77%の株式を取得。買収当時、Flipkartの企業価値は208億ドル(約2兆2200億円)に達した。
Flipkartによると、2020年3月を決算月とした2019年度において、同社の月間アクティブユーザー(MAU)数は前年比45%増、取引数量も同30%増となり、月間訪問回数は15億回を超えたという。
インド市場におけるFlipkartの競合には「JioMart」とアマゾンがいる。JioMartは同国の小売チェーン「Reliance Retail」と大手通信事業者「Jio Platforms」が共同で設立した企業である。アマゾンは、インドで現地コミュニティストアとの協業を模索している。
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