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自宅フィットネスサービスを提供する「FITURE(成都擬合未来科技)」がシリーズAで6500万ドル(約68億7000万円)を調達した。リード・インベスターはテンセント(騰訊)、コ・インベスターは「C資本(C Ventures)」「 凱輝基金(Cathay Capital)」「黒蟻資本(BA Capital)」「中信産業基金(CITICPE)」「ベルテルスマンアジア投資基金(BAI)」「全明星投資基金(All-Stars Investment)」。2019年8月にエンジェルラウンドで600万ドル(約6億3000万円)を投資した「セコイア・キャピタル・チャイナ( 紅杉資本中国基金)」も今回追加投資を行った。
テンセントの投資会社「騰訊投資」の李朝暉マネジメントパートナーは「フィットネスには将来性がある。インタラクティブなコンテンツによりユーザー体験が向上してきている。個人に合わせた自宅フィットネスは新しいサービスの形になるだろう」と話す。
FITUREは自宅フィットネスのサービスをワンストップで提供する企業として、自宅で楽しめるフィットネス機器やフィットネスプログラムなどを提供している。実際のトレーニングデータを基にオーダーメイドのトレーニングプランを作成し、リアルタイムで進捗状況を確認する。現在はヨガやピラティス、有酸素運動、ストレッチなどのプログラムを展開している。
同社の売りは、独自開発したモーショントラッキング機能「FITURE Motion Engine」によるリアルタイムでのトレーニング指導だ。ユーザーの運動能力を評価した上でオーダーメイドのトレーニングプランを提供し、進捗状況に従って随時プランを調整しながらユーザーの目標達成をサポートしていく。
このほか、有名インストラクターによるトレーニング指導も提供している。さらにコミュニティを運営し、ユーザーが仲間と共にトレーニングを継続できる仕組みも作っている。
同社は現在、IoTデバイスやAIトレーナー、コミュニティなどの機能を備えたスタンドミラーの発売を準備中だ。
中国ではフィットネス市場が急速に拡大し、市場規模は世界最大の3000億元(約4兆7000億円)以上となっている。日常的に運動を楽しむ人が世界最多である一方、スポーツクラブに通う人は20%未満で、自宅フィットネスが主流となっている。
FITUREは、今の中国人はジムに行く時間はなく、ジムの継続率が低いのはニーズを満たしていないことの現れだとし、中国では今後自宅フィットネス市場が大きく成長すると思われるが、現在はアプリなどの一方通行のコンテンツが主流だとの認識を示している。
FITUREの調査では、中国のユーザーはヨガやダンス、高強度インターバルトレーニング(HIIT)などをより好み、家庭での時間を重視する傾向があるため、ユーザーが自宅で楽しめるフィットネスコンテンツとフィットネス体験を届けていきたいとしている。
FITUREは今後、製品の購入を検討するユーザーが事前にサービスを体験できる場所を増やしていく方針だ。(翻訳・二胡)
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