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トラックメーカー「トレイトンSE(Traton SE)」と自動運転スタートアップ「図森未来(TuSimple)」が、L4(特定条件下における完全自動運転)自動運転トラック開発に向け国際提携を締結したと発表した。両社はスウェーデンの商用車大手「スカニア(Scania)」トラックを使用して、スウェーデンのセーデルテリエ~ヨンショーピング間で自律走行ルートを初運用する。また図森未来はトレイトン SEから金額は不明だが戦略的投資を受けている。
トレイトンSEは独大手自動車メーカー「フォルクスワーゲン・グループ」の子会社だ。トレイトンSEは、軽商用車やバスなど24万2000台を販売してきた。 図森未来は2015年に設立された。中国ネットサービス大手「新浪(SINA)」、米半導体メーカー「NVIDIA」、中国投資会社「治平資本(Zhiping Capital)」、米貨物運送会社「UPS」、中国自動車メーカー「万都(Mando)」などから投資を受けている。
現在、図森未来は米国内の7つの異なるルートで自動運転輸送サービスを提供している。 50台の自動運転トラック(安全担当者を装備)の車隊は、現在、卸売りサプライチェーンサービス会社「McLane」、UPSなど18社にサービスを提供しており、2021年に安全担当者なしで最初の物流輸送業務を実行する計画だ。この度のトレイトン SEとの提携は、図森未来が今後、中国・米国から欧州市場に事業を拡大するのに役立つ。
この1年、図森未来は何社もの自動車メーカーと提携を結んできた。今年の7月、図森未来は、米トラックメーカー「ナビスター」と戦略提携を結び、L4自動運転トラックを共同開発し、2024年までに大量生産を目指すことを発表した。金額は明らかではないが、図森未来はナビスターからも投資を受けている。これに先立ち、図森未来とナビスターは2年以上にわたって技術協力関係を維持してきた。
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