スポーツテクノロジーカンパニーKeepはラウンドDで1.27億ドルの資金を調達

36KrはスポーツテクノロジーカンパニーKeepは、ゴールドマンサックス、テンセント、GGVキャピタル、モーニングサイド・キャピタル、ベルテルスマンアジア投資基金およびその他の共同融資により、1億2,700万ドルのラウンドDでの資金調達を完了したことを知った。 これまで、Keepは合計5回の資金調達で総額6,000万米ドルを獲得。最後のラウンドはテンセントのC +ラウンド融資だ。 この時点で、Keepはインターネットフィットネス分野において単体で受けた融資額は最大で、もっとも価値のある企業となっていた。

Keepは2014年に設立され、小白(英語名Xiaobai) フィットネスのユーザーをターゲットとし、無料コースを顧客に提供し、すぐに、スター会社になった。 Keepのユーザー数は2017年8月に1億人を超え、新規ユーザー数は1億4000万人だ。 CEOの王寧(Wang Ning)氏は、「0から1への」プロセスを完了し、「1から100」の段階に入っていると語った。今年の3月に、Keepは2つの戦略的製品をリリースした。 一つは自宅でも使用できるハードデバイスKeepkit(ルームランナー)や、都市部でのKeeplandジムの二つである。

王寧は、3月の記者会見で、コンテンツ指向のスポーツ技術プラットフォームが今後も構築され、最終的にはネットテクノロジースポーツシステムが構築される、と語った。

この「システム」ストーリーには、戦略的ビジョンとある程度の資本支持の両方が必要である。 現在Keepが調達した資金は、主にAI製品開発、新しいビジネスラインインキュベーション、および継続的なフィットネスコンテンツの強化に使用されることが分かっている。 これは、Keepの強みである「コンテンツ」を統合し、フィットネスアプリからマルチビジネスのスポーツブランドまでの境界を新たに拡大、加速させる目的がある。

Keep内部の従業員が36Krの記者だけに明かしてくれた内容によれば、 KeepにAIが使用されている二つの場面があるようだ: 一つは、アプリから送信されてくる大ビッグデータとアルゴリズムを使用して、その日のお勧めを何千もの人々に正確に伝達するため;もう一つは、ルームランナーやその他のハードウェアなど、ユーザーの動きの基準を監視し、リアルタイムでデータを収集するセンサーなどの技術的な設備やプログラムが装備されており、よりターゲットを絞ったモーションガイダンスソリューションを提供することができる。

AIを投入する際、Keepは膨大な数のユーザーと大量のデータを必要とする―Keepのユーザーデータは22億人分に達した。

技術開発を行いながら、Keepはそれらを利用してアプリ内の内容を深める予定である。 現在、Keepは、フィットネス、ランニング、ヨガ、サイクリング、サッカー、コミュニティサークル、ダイエットなどのスポーツコンテンツを提供し、「ユーザーが理解できる」という専門性の追求、今年はマーベル(英語名、Marvel)、パシフィックリム(英語名Pacific Rim)、熱血街舞団(英語名Hot-Blood Dance Crew)など様々なブランドと協力して、面白さや娯楽性を足していっている。

既存のユーザーデータを使用し、差別化されたコンテンツを提供しつづけるという強みで、Keepがこれから直面する大きな壁をさらに乗り越えられるのかが決まってくるという。

ハードウェア製品の開発とジムなどの拡大は、資金需要が非常に大きい。 公式データによると、今年3月にルームランナーがリリースされた後、京東商場(英語名 JD.com)の「ホット・セラー」、「ヒット商品」、「流行りのブランド」三種のランキング一位にランクインを果たした。 36Krの記者が王寧(Wang Ning)氏にインタビューした際、2018年には他のハードウェア製品を導入する予定があり、すでに発売中のルームランナーに関しては売れ行きが維持されると述べた。

ジムKeeplandは、北京華貿にて最初の店舗がオープンして約半年近い時間が過ぎ、24人ワンレッスンの”小団課”、オリジナルの「混合強度トレーニングMIXT」など、毎日のレッスン達成率は95%に達し、リピーター率は80%となった。 しかし、従来の年間パス式ジムと比較すると、損益分岐点を達成するためにはより長期な運営時間やサイクルが必要であり、新店舗設立の位置や店舗拡大はより慎重にしなければならない。 王寧氏は、今年最も繁華な都市にKeeplandが完全展開すると言い、中期目標は各都市に2〜3店舗を構える事である。

海外展開しているKeepは、国際版のオンラインには、6か月のユーザー数は200万で。英語、ドイツ語、日本語、タイ語、スペイン語など10カ国語以上の言語サポートが可能である。

資金調達や投資にはお金が掛かってしまう反面、Keepは今後の未来を見据えて、より多くのお金を稼ぐ方法を模索している。 以前、商用化において主に広告とeコマースに依存していたが、ハードウェアとオフラインスペースのリリースに加えて、今年はeコマースで販売される周辺機器製品をブランド化し、KeepUPのリリース以外にオンライン上でも新しく実現できたものが二つある: 第一に、長期ビデオ形式(オンライン教育)で教育をすること; 第二に、商業化に重きをいれる、訓練キャンプ、および特定のユーザーにより適した訓練プログラムの開発をすること。

「私が気にかけているのはユーザーです。Keep全体のシステムの下、どれくらいの価値を生み出すことができるのか?」と王寧氏は語った。この種のシステム的論理は、美団という組織と似ていて、こういった流れを多数のユーザー次第で、レイヤーごとに臨機応変に対応し、理想を実現しようとする目的がある。 美団は、主に必要最低限の”食”に焦点を当てており、Keepの場合は “スポーツ”に特化している。これらの違いから生まれるものとしては、美団グループは複雑性が高く、障壁が高いプラットフォームビジネスと言う事が分かる。

もしKeep設立後三年間の競争相手が純粋なインターネット会社によって開発されたスポーツアプリケーションである場合、確実にKeepはより激しい競争環境に直面しているはずである。 オンラインでは、従来のチェーンフィットネスブランドに加えて、Keeplandの相手にはインターネットフィットネスブランドも含まれています。 O2Oプラットフォームのグループスポーツブランド、超级猩猩(英語名Super Monkey)、スマートフィットネスチェーンジムLinking、昨年の後半以来、Cラウンドの融資にて数億元資金調達後、各店舗の拡大スピードは明らかに加速している。 ユーザーエクスペリエンスを重視し、徐々に有料システムを受け入れていこうとするフィットネス利用者たちは、各社の共通のターゲットであるのは間違いない。

通信量とコンテンツは、インターネット企業のKeepの強みであり、ハードデバイス、アパレル、さらにはオフラインビジネスにおいても新しい消費者を獲得し、ユーザーが愛着を強めていくかが、これからの課題である。

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事