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中国のスポーツ用品メーカー「安踏体育用品(ANTA Sports Products)」は12月22日、傘下の「アメアスポーツ(Amer Sports)」の株式および資産をフィットネスサービスを展開する米企業「ペロトン・インタラクティブ(Peloton Interactive)」(以下「ペロトン」)へ譲渡することで合意したと発表した。アメアスポーツが所有する業務用フィットネスマシンブランド「プリコー(Precor)」は4億2000万ドル(約430億円)でペロトンに売却される。
今回、安踏体育用品がプリコーの売却を決めた理由は、非中核事業を切り離すことにある。プリコーグループに属する企業はそれぞれアメアスポーツの子会社または孫会社で、主にフィットネス機器の製造および販売を行っている。アメアスポーツが展開するブランドは多岐にわたるものの、そのどれもが安踏体育用品のビジネスに合致するものではなく、取捨選択を行う必要があったと市場は見ている。
また、プリコーの主要市場は中国ではなく、フィットネス機材は中国では海外ほど売れていない。加えてプリコーはここ数年の業績も芳しくなく、2019年の税引後利益は630万ドル(約6億5000万円)で前年比40%減となっている。
プリコーなどの非中核事業を売却した安踏体育は、自社の中核事業をより補完できるスニーカーブランドのリーボックに注目しているようだ。12月14日、ドイツのスポーツ用品大手アディダスが、不振が続く傘下リーボックを買収額の半額で売却する案を検討していると報じられたが、その売却候補として安踏体育用品がリストにあがっていたという。
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