教育サービス「新東方教育科技」の2018年度決算報告、純収益36%増=受験対策課程などで学生増

2018年7月24日、英語教育を中心とした教育サービス企業・新東方教育科技集団(ニューオリエンタル・エデュケーション・アンド・テクノロジーグループ、以下「新東方」)が、2018年第4四半期(~5月31日)と全会計年度の業績を発表した。決算報告によると、同季純収益が前年同期比44.1%増、年度純収益が前年比36%増となった。

第4四半期までの決算報告

■純収益

2018年第4四半期、新東方の純収益は7.01億ドルで、前年同期比44.1%増加した。教育計画とサービスによる純収益が5.733億ドルで、前年同期比40.6%増加となっている。増加は主にK-12課外補習カリキュラムの入学者数が増えたことによるものである。

■運営コストと支出

第4四半期の運営コストと支出は6.444億ドルで、前年同期比48.3%増加した。Non-GAAP運営コストと支出が6.222億ドルで、前年同期比46.2%の増加だ。

1. 売上原価が2.995億ドルで前年同期比50.3%増加した。主に講師陣が講義時間を増やしたことによる人件費増と、教室などの賃料増によるものである。

2. 営業コストとマーケティングコストは1.01億ドルで、前年同期比52.4%増だった。主にブランディング費用の増加および営業やマーケティングにかかる人件費である。

3. 一般管理コストは前年同期比で44.4%増加し2.439億ドルに達した。Non-GAAP一般および管理費用は2.217億ドルで、前年同期比で38.6%増加した。

■営業収入と営業利益率

第4四半期営業収入が5660万ドルで、9.2%増加した。Non-GAAPベースの収入が前年同期の6080万ドルから7880万ドルへと、29.6%増加した。

2018年第4四半期で比較的に目を引く経営業績が、受講者総数の急増だ。アカデミック科目と受験準備カリキュラムの受講者数が44.9%増の205万8000人だった。POP kids計画は前年同期比51%増である。

新東方の取締役社長・周成剛(ジョウ・チェンガン)氏は、市場シェア急拡大の主因はコアのオフラインビジネス(K-12課外補習サービスと海外受験対策指導)によるものとする中、オンラインとオフライン双方による総合教育システムを通じて大きな商機を捉えることができたと語った。

2018年5月31日までの会社業績

・純収益:2018年度新東方の純収入が24.447億ドルで、前年同期比36.0%増加。

・純利益:2018年度の純利益が2.96億ドルで、前年同期比7.9%増加。

・営業収入:2018年度の営業収入が2.63億ドルで、前年同期比0.3%増加。

・学生総数:2018年度アカデミック科目指導および受験準備カリキュラムの受講者総数が30.3%増加し、約632万9500人に達した。

新東方は、2019年度第1四半期(2018年6月1日~8月31日)の純収益総額が8.5億ドルに到達し、前年同期比26~29%増える予想を表明した。季節性要因により、第1四半期は従来の他四半期と比べると伸びが緩やかな傾向にある。したがって年度全体の収益は上昇する見込みを示している。

新東方のCFO・楊志輝(スティーブン・ヤン)氏は、2019年度の目標をこのように語っている。

「都市部で20~25%の新たな教育施設を増やし、K-12課外補習サービスを中心に展開する一方で農村部にも業務を拡大し、オンライン専門のK-12課外補習サービスを提供する」

今後の拡大・発展がますます期待できる目標だ。

日本企業のDXを促進するプラットフォーム「CONNECTO」
無料コンテンツ公開中

最新記事