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テンセント(騰訊)のチャットアプリ「WeChat(中国国内版は「微信」)」は、2011年1月21日にサービスを開始してから今年で10年になる。
1月19日夜、 テンセントの恒例イベント「微信公開課(Wechat Open Class)PRO」において、WeChatの生みの親で、同社のシニアバイスプレジデント・張小龍氏が登壇し、WeChatサービス開始から10年間の所感を述べた。
また同サービスに関する多くのデータも発表し、1日のWeChat利用者は10億9000万人、ビデオ通話利用者は3億3000万人、毎日7億8000万人が「モーメンツ(LINEのタイムラインにほぼ相当し、自身の近況などを投稿できる機能)」を閲覧、1億2000万人がモーメンツに投稿、3億6000億人が公式アカウントの記事を読み、4億人がミニプログラムを使用、投稿後24時間で削除されるショート動画「視頻動態(タイムカプセル)」の利用者は約100万人に過ぎないなどのデータが明らかにされた。
張氏は、WeChatの動画投稿用アカウント(視頻号)について、今後は長尺/短尺に限定しない動画プラットフォームとして、インフルエンサーやトップブロガーだけでなく、あらゆる人が表現できるチャネルにしたいなどと自身の青写真を詳述した。またWeChatの次のバージョンではライブ配信へのリンクが実装されるだろうとも述べた。
10年間を振り返り、張氏は「つながり」、「シンプル」というワードでWeChatを表現すると共に、次のように述べた。「WeChatはこんなにも多くのユーザーに支持される製品になったが、ただのデジタルの奴隷ではなく、独自の精神や創造性を持ち、“スモール・アンド・ビューティフル”な製品であり続けてほしいと思っている」
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