バイトダンスも注目の業態は火鍋×コンビニ?新基軸の生鮮食品チェーンが約16億円を調達

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火鍋用の食材に特化した生鮮食品小売チェーンを展開する「懶熊火鍋(Lazy Bear Hot Pot)」がシリーズAで約1億元(約16億円)を調達した。リード・インベスターは「星陀資本(TSCapital)」、コ・インベスターは既存株主の「虢盛資本(GS Capital)」とTikTokなどを手掛ける「バイトダンス(字節跳動)」。同社は直近1年間で4度の資金調達を完了しており、その総額は数億元(数十億円)にのぼる。

懶熊火鍋は地域コミュニティ(=社区;中国の行政区画の一形態)向けの生鮮食品コンビニチェーン。主に火鍋や焼肉用の食材、調理済みの中華惣菜、ミールキット、生鮮食品などを販売している。2020年から現在までに1100以上の店舗をオープンし、実店舗展開における基礎インフラはすでに完成している状況にある。

創業者の高飛氏は36Krの取材に対し、懶熊火鍋は現在山西省、江蘇省南京市、北京市、河南省鄭州市にサプライチェーンにおける4大拠点を築いており、200社を超える火鍋材料やミールキットなどの生産工場と提携し、低コストかつ高効率な流通を実現していると紹介した。さらに、山西省には自社工場があり、倉庫を兼ねた工場から店舗に直接商品を配送する「前置倉」方式を推進中だという。

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