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昨年米ニューヨーク市場に上場した中国EV(電気自動車)メーカー「小鵬汽車(Xpeng、シャオペン)」がこのほど、香港市場への重複上場について香港証券取引所の承認を得た。株式公開による資金調達規模は20億ドル(約2200億円)と見込まれる。上場プロセスが順調に進めば、同社は新興自動車メーカーとして初の香港上場企業になる。
目論見書によると、小鵬汽車のスポンサーはJPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカで、8075万株を発行する予定。
小鵬汽車の支配株主は、同社の共同創業者である何小鵬董事長。関連会社の保有分を合わせると、同社株式の21.75%を保有している。また、アリババ傘下の「淘宝中国(Taobao China)」も11.9%を保有する。
財務報告を見ると、小鵬汽車は設立以来、損失が続き、なかなか抜け出せずにいる。今年の第1四半期の総売上高は29億5100万元(約500億円)で、前年比616.1%増となったものの、純損失も前年比21.05%増の約7億9000万元(約130億円)を計上している。
経済データベース「万得(Wind)」によると、すでに香港証券取引所に上場しているEV企業のうち、恒大汽車(Evergrande Auto)の時価総額は2715億7700万香港ドル(約3兆8000億円)、BYD(比亜迪)は6574億9000万香港ドル(約9兆3000億円)となっている。米市場において、小鵬汽車の時価総額は320億9000万ドル(約3兆5000億円)、ライバルの蔚来汽車(NIO)は722億6000万ドル(約8兆円)だ。
(翻訳・小久江)
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