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【新華社北京12月8日】中国インターネット検索大手の百度(バイドゥ)と、自動車大手の浙江吉利控股集団の合弁EVメーカー「集度汽車」、米半導体大手クアルコム子会社のクアルコムテクノロジーズの3社はこのほど、集度汽車初の量産モデルについて、バイドゥとクアルコムテクノロジーズが共同でサポートするスマートデジタルコックピットシステムを採用すると発表した。同システムはクアルコムの第4世代「スナップドラゴン」自動車用デジタルコックピットプラットフォームをベースとし、集度汽車とバイドゥが共同で開発した次世代スマートコックピットシステムおよびソフトウエアソリューションを備える。同システムを搭載する量産モデルは2023年に発売される見通しで、第4世代スナップドラゴン自動車用デジタルコックピットプラットフォームを採用する中国初の量産モデルになるとみられる。なお、量産モデルのコンセプトカーは来年4月に開かれる北京モーターショーで公開されるという。
第4世代スナップドラゴン自動車用デジタルコックピットプラットフォームは、卓越した車内体験と安全性、快適性と信頼性を実現し、自動車業のデジタルコックピットソリューションの新たなベンチマークを打ち立てることを目的としている。また、高性能計算やコンピュータービジョン、人工知能(AI)、マルチセンサー処理の中枢として、柔軟性の高いソフトウエア構成により、領域または区域ごとに計算や性能、機能安全面のニーズに対応することが可能となっている。
集度汽車の夏一平最高経営責任者(CEO)は「当社の進展は非常に速い。設立からまだ半年余りだが、すでに試作車を使った量産ソフトウエアのインテグレーションテストを行っている。デジタルスマートコックピットとスマート運転機能の開発を先行させることで、スマートカー開発分野におけるテック企業の革新性と高い効率性を明確に示した。23年には間違いなく当社初の量産車がスマートカーのベンチマークになる。当社初の製品に第4世代スナップドラゴン自動車用デジタルコックピットプラットフォームを最初に採用でき、大変嬉しく思う。当社は先進的なスマートコックピット技術を早期に実用化し、直ちに市場で普及させ、信頼に値し、自己進化できる自動車ロボットを生み出していく」と語った。
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