中国吉利と米Waymo、無人タクシー用EVの開発で提携

36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

日本最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア。日本経済新聞社とパートナーシップ提携。デジタル化で先行する中国の「今」から日本の未来を読み取ろう。

短信

中国吉利と米Waymo、無人タクシー用EVの開発で提携

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

続きを読む

米アルファベット傘下の自動運転開発企業「Waymo(ウェイモ)」が、中国自動車大手の浙江吉利控股集団(Geely Holding Group)との提携を発表した。吉利傘下の高級EVブランド「Zeekr(極氪)」が、世界初のロボタクシーサービス「Waymo One」(ウェイモワン)に専用車両を提供し、米国での商業運転を行うという。この専用車両は、完全自動運転のロボタクシーサービス用としては世界初のモデルとなるとのこと。

吉利は、このモデルがZeekrの欧州開発センター(CEVT)によって設計、開発されたもので、Zeekrのスマートモビリティプラットフォームに基づく「SEA-Mアーキテクチャ」が採用されることを明らかにした。また、車両はZeekrのスウェーデン工場で設計、開発された後、Waymoの無人運転技術にマッチングされるという。

Waymoは約1年前から米国のアリゾナ州フェニックスで無人運転タクシーサービスを展開しており、すでに数千人ものユーザーにサービスを提供した実績を有する。

同社は、Zeekrとの提携により、無人タクシーサービス事業を拡大できる。それと同時に、吉利が米国市場に参入するための道筋をつけることにもなる。

納車実績ゼロで評価額が1兆円に、中国吉利汽車傘下の高級EV「ZEEKR(極氪)」

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録

関連記事はこちら

関連キーワード

セミナー情報や最新業界レポートを無料でお届け

メールマガジンに登録