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【新華社北京1月28日】中国でフードデリバリーなど生活関連サービスを手掛ける「美団(Meituan)」はこのほど、北京市、上海市、広東省深圳市など11のデジタル人民元実証実験地区の住民はアプリの「美団」と「美団外売」でデリバリーを注文する際、デジタル人民元決済を選択できるようになったと明らかにした。住民の衣食住や交通へのデジタル人民元の応用が再び拡大した。美団は現在、デリバリーのほか生鮮食品配送サービスの「美団買菜」、自転車シェアリングサービスの「美団単車」の三つのシーンでデジタル人民元での決済を実現している。
美団の2021年第2四半期(4~6月)決算によると、飲食デリバリーの1日当たりの取引件数は3890万件に上った。業界関係者は、人々の利用率が高いデリバリーへのデジタル人民元決済の導入に伴い、デジタル人民元のエコシステムと取引規模はさらに向上するとの見方を示した。
デジタル人民元は中国人民銀行(中央銀行)が発行するデジタル通貨で、全面的な実証実験が加速している。デジタル人民元決済がカバーするユーザー数やデジタル人民元ウォレット(電子財布)の開設数は絶えず増加している。21年10月22日現在、デジタル人民元ウォレットの開設数は1億4千万個。デジタル人民元実証実験シーンの種類はさらに豊富になり、すでに350万を超えている。
デジタル人民元(パイロット版)アプリは22年1月4日に各大手アプリストアに登場した。ユーザーはアップルやファーウェイ、小米などのスマホのアプリストアで「デジタル人民元(パイロット版)」を直接検索すればダウンロードできる。
現在、デジタル人民元は実証実験段階にあり、ユーザーはアプリをダウンロードした後、実証実験地区だけでホワイトリストユーザーに登録できる。
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