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横浜市に本社を置く新興電池メーカー「スリーダム(3DOM)」は4月7日、中国自動車大手「浙江吉利控股集団(Zhejiang Geely Group Holding)」傘下の商用電気自動車(EV)メーカー「江西吉利新能源商用車(Jiangxi Geely New Energy Commercial Vehicle Group) 」(以下、GCV)と、商用EV向け電池の開発で提携したと発表した。GCVの小型商用EV「E51」向け電池を共同開発する。
スリーダムは新たに関連会社を設立し、E51による商用フリートサービスを日本で開始する計画。カーボンニュートラルな商用フリートサービスを、サブスクリプションまたはリースで提供する。フリートは約7500台で構成され、すでに宅配業者やスーパーマーケットなど複数の企業が利用を検討しているという。
同社は風力発電などクリーンエネルギーを手掛ける企業との業務提携も進め、充電網不足にも対応していくとしている。フリートの運営コストは、ガソリン車を利用した場合と同程度だという。
日本の物流業界では、比較的手頃な中国製EVを活用する動きが広がっている。佐川急便は今年、宅配事業で使用する全てのミニバン(7200台)を「広西汽車集団(Guangxi Automobile Group)」製のEVに切り替える計画。SBSホールディングスも、「東風汽車集団(Dongfeng Motor)」製の小型電動トラックを採用している。
(36Kr Japan編集部)
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