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中国最大の美容医療情報アプリ「SoYoung」を運営しする「新氧科技(So-Young International)」が、リストラを開始したという。同社は美容医療情報プラットフォーム初の上場企業として知られている。
関係者によると、ある部署では20人近くいたメンバーが数人に減らされるなど、解雇率は最大で6割に上るという。また、ある従業員はSNSで「全従業員1700人の約4割に当たる700人が解雇された」と暴露した。
新氧科技に確認を求めたところ、同社はリストラの噂を否定し、「現在、通常の業務効率化を進めている。われわれは優れた人材の登用と、優秀な従業員へのインセンティブによって、組織構造を継続的に改善している」と回答した。
しかし、リストラを否定したとはいえ、同社が現在さまざまな不確実性に直面していることに変わりはない。19年の上場以降、株価は下落の一途をたどっている。4月28日の終値は1ドル42セント(約150円)、時価総額は1億5000万ドル(約187億円)とピーク時の1割未満に下落している。
新氧科技が3月末に発表した21年決算によると、売上高は前年比30.7%増の16億9300万元(約34億円)、純損失は244.2%増の840万元(約1億6000万円)だった。同社は増収減益の苦境に立たされている。
加えてユーザー減少の危機にも直面している。21年の月間アクティブユーザー数(MAU)は前年比16.9%減の740万人だった。
(36Kr Japan編集部)
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