ヘルシー志向の菓子メーカー「LANDBASE」が1億6000万円を調達、主力は健康効果のあるダークチョコレート

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健康志向が高まる中、低糖、低カロリー、低カーボ、無添加の間食用食品に対するニーズが増大している。

「LANDBASE」はこのような健康ブームの中で生まれたブランドだ。前身は海外のヘルシー食品の代理販売チャネルを開拓する企業で、高級スーパーやコンビニ、コーヒーチェーン店などのオフラインチャネルから、「天猫(Tmall)」や「京東(JD.com)」などのECプラットフォームに至るまで、長年にわたる経験を有している。

代理販売を行いながら、中国でヘルシーな菓子が空白マーケットだと気づいた創業者のLincy氏とEthan氏は、2018年から独自ブランドの開発を始める。そして低糖ダークチョコレート「毎日黒巧」、高タンパクの魚皮スナック「魚千金」、子ども向けの「森林小友」、贈答用焼き菓子の「譜楽之花」という4つの異なるブランドの立ち上げに携わってきた。

Ethan氏によると、ダークチョコレートに目をつけた理由は複数あるという。まずダークチョコレートに豊富に含まれるカカオポリフェノールの高い抗酸化作用だ。次に、世界の菓子メーカー上位10社(飲料を除く)のうちチョコレートやキャンディーのブランド比率が高いことから分かるように、チョコレートは世界中で広く好まれている。そしてチョコレートは食材として非常に安定しており、添加物を加えなくても保存できることだ。

食材を決めてから、最も困難を極めたのが味の調整だ。何も加えていない高濃度のダークチョコレートはとても苦い。消費者はヘルシーなものを求めるが、おいしいということが大前提だ。シュガーレスにこだわり開発を進めたチームは、最終的にチョコレート大国スイスの工場でイヌリンと呼ばれる多糖類の一種を使って生産することに決めた。イヌリンはほのかな甘みを持つため、味のバランスを取ることができるうえ、豊富に含まれる食物繊維が満腹感を増し、腸内環境を整えることも期待できる。

LANDBASEは新商品の開発にあたって、定番品をヘルシーに変えるという戦略を取り、ダークチョコレートのマカロンやエナジーバーなど異なるシーンで好まれる菓子を開発した。またチームは日本のチョコレートメーカーの開発方針を参考に、「キヌア」を加えて栄養価を高めたり、食感のアクセントにライスパフを加えたりと工夫を重ねている。

パッケージもアルミ箔に包まれた板チョコタイプではなく、携帯しやすい個包装になっており、1箱5枚入りと10枚入りを展開する。主力はスーパーで販売する5枚入りで、1枚が5.5グラム、小売価格は1箱10元(約160円)ほど。

「毎日黒巧」は高級スーパーやコンビニ、コーヒーチェーンの「Costa Coffee」などのオフラインチャネルで販売を開始するほか、上海浦東空港のインショップが間もなくオープンする。また、トレーニングを行う人向けのエネルギー補給食品を開発し、今年にも「一兆韋徳(TERA WELLNESS)」などのフィットネスクラブチェーンで販売を開始する。天猫や京東などのECプラットフォームでは5月下旬からの販売。

同社はエンジェルラウンドで「青山資本(CYANHILL CAPITAL)」と「逐鹿資本(ZHULU CAPITAL)」から1000万元(約1億6000万円)を調達した。

創業者のEthan氏はロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校を卒業後、「Good-hope Capital」や「誠鼎投資(Chengding Investment)」などに勤務。これまでに300以上のブランドの調査研究を行ったほか、50のブランドを中国に誘致した。共同創業者のLincy氏はロンドン大学の大学院を卒業、「滙豊銀行(HSBC)」に勤務。代理販売を行っていた頃は外国メーカーとの交渉などを担当した。
(翻訳・畠中裕子)

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