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米アップルのサプライヤーである中国の音響部品メーカー「Goertek、(歌爾、ゴアテック)」がこのほど、2022年12月期通期の業績予想を大幅に引き下げると発表した。予想純利益は前回予想の40億6000万〜47億元(約795億~920億円)から約58%引き下げ、17億1000万〜21億4000万元(約335億~420億円)とした。
同社の発表では、業績悪化の要因として、海外の主要顧客から受注済みのスマート音響製品の生産を中止するよう求められたことを挙げている。発表では具体的な名称を挙げていないが、業界の共通認識では、主要顧客はアップルを、スマート音響製品は同社の最新イヤホン「AirPods Pro 2」を指すとされている。
この問題の発端は、ゴアテックが自社で生産したAirPods Pro 2の良品率が低かったにも関わらず、不良品の一部を規格に適合した製品として出荷したため、アップルへの苦情が大幅に増加したことだったとの情報もある。
*22年12月6日現在のレート(1元=19.6円)で計算しています。
(36Kr Japan編集部)
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