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香港に拠点を置く旅先体験予約サイト「Klook(クルック)」が、2024年にも米国市場への上場を計画していることが分かった。上場に先立ち、23年下半期に約2億ドル(約270億円)の資金調達を実施し、24年の米上場で3億〜4億ドル(約410〜550億円)を調達する計画だという。米トムソン・ロイター傘下の金融メディア「International Financing Review(IFR)」が5月10日、報じた。
Klookは2014年に設立され、18年には評価額が10億ドル(約1370億円)を超えるユニコーン企業となった。21年には、シリーズEで2億ドルを調達している。主な出資者は「思柏投資(Aspex Management)」で、既存株主のソフトバンク・ビジョン・ファンドやセコイアキャピタル・チャイナ、「博裕資本(Boyu Capital)」も追加出資した。
Klookの競合は、台湾に拠点を置く「KKday」のほか、米国の「Tripadvisor」「Expedia」「Booking Holdings」などで、いずれも米ナスダックに上場している。
中国本土に顧客を抱える企業は、香港に上場する場合も多いが、Klookの顧客は中国本土だけでなく香港やシンガポール、タイなどにも広がっている。米国で上場すれば、海外の投資家の関心が集まり、国際的な知名度向上にもつながるだろう。
*2023年5月17日のレート(1ドル=約137円)で計算しています。
アイキャッチ画像は視覚中国より
(36Kr Japan編集部)
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